おざわクリニック/耳鼻咽喉科・頭頸部外科、アレルギー、感冒(かぜ)、めまい、いびき、嚥下障害など

おざわクリニック・耳鼻咽喉科

日帰り、内視鏡下副鼻腔手術を行なっている本格的な耳鼻科です

● 診療日・診療時間:火曜 14:00-18:00、水曜 13:30-17:30、金曜 13:30-17:30、、土曜日 9:30~12:30
※火曜日・土曜日 慶応大学所属担当医
※水曜日・金曜日 日本大学所属担当医
● 電話:03-3992-8686
● 住所:176-0006 東京都練馬区栄町29-1 青山堂ビル2F
● 最寄り駅:
 西武池袋線 江古田駅 徒歩2分
 大江戸線 新江古田駅 徒歩12分
 有楽町線 新桜台駅 徒歩5分
● 診療科目:
耳鼻咽喉科・頭頸部外科
耳、鼻・副鼻腔、喉頭、気管、食道、口腔、唾液腺、甲状腺などの頭頸部領域の疾患や外傷、アレルギー、感冒(かぜ)、めまい、顔面神経麻痺、いびき、声の異常、発音障害、嚥下障害などを扱うとても診療範囲が広い科です。

お知らせ

2018/2/6/  

耳鼻科の休診日のお知らせ

3/3(土)・5/19(土)

磯貝先生、学会の為休診になります。


2017/12/27/  

〇休診日:12月28日~1月4日

※1月5日より通常通り診療致します。


2017/3/21/  

4月より耳鼻咽喉科・頭頸部外科の診療日が変更になります。
火曜日:午後2:00~午後6:00/水曜日:午後1:30~午後5:30/金曜日:午後1:30~午後5:30
※内視鏡下副鼻腔手術を行っております


ご挨拶

30年以上インプラント手術をしてきて、どうしても歯科医(口腔外科を含む)だけでは対応できない症例があるのです。

 

では、誰と協力するべきか?
それは歯がどこにあるかを考えればすぐにわかります。
「口」のすぐ上には「鼻」があります。
鼻といっても顔の真ん中についているだけではなく、頬の下に鼻の穴とつながっている空洞(上顎洞:じょうがくどう)があり、これも鼻の一部です。

 

つまり、歯に一番近い部位「耳鼻科」との連携が必要なのです。

ところが現実(日本国内の状況)は、鼻・副鼻腔の術前の評価の仕方と対処の仕方がわからず、トラブル起こして耳鼻科で治してもらっているような現状です。

耳鼻科がインプラントの前処置・術後の処置が出来ることも、知られていません。
(詳しくは、歯科と耳鼻科の連携医療についてプチインタビュー をご覧ください)

 

急がば回れ。
インプラント前の正しい耳鼻科的評価、前処置をして、トラブル予防をすれば、長く快適にインプラントを使うことができます。
また、手術に100%はありませんからトラブルが起きた際も、すばやく耳鼻科で対応できます。
おざわクリニックが、あなたの転ばぬ先の杖になれたら幸いです。

小澤俊文

小澤俊文

耳の症状

耳の痛み

耳の痛みの原因として、風邪など上気道炎からの炎症の波及による急性中耳炎や過度な耳かきによる外耳炎などの急性炎症、耳の骨を壊す腫瘍などがあります。鼓膜、外耳道の状態を確認し診断治療いたします。

 

耳のかゆみ

外耳道の湿疹やカビ(真菌)が炎症を起こす外耳道真菌症などがあります。外耳道の状態を確認し診断治療致します。外耳道真菌症である場合は、頻回の耳の処置が必要となります。

 

聞こえにくい

突発性難聴やメニエール病、滲出性中耳炎、慢性中耳炎、耳あかなど難聴の原因は幅広く多岐にわたります。急激な難聴は突発性難聴、めまいを伴う難聴はメニエール病の可能性があります。幼少期から中耳炎を繰り返している場合は中耳炎による難聴の可能性があります。鼓膜の状態を確認し、聴力検査で聴力を評価して診断治療いたします。

 

耳あか

耳あかが蓄積して外耳道を完全に閉鎖すると(耳垢栓塞)、難聴の原因となります。外耳道の状態を確認し、耳あかを清掃いたします。

 

耳鳴り

急な耳鳴りを自覚された場合は突発性難聴やメニエール病などの急性難聴の前兆である可能性があります。以前から徐々に自覚されていた慢性の耳鳴りは加齢の影響に伴う場合があります。鼓膜の状態を確認し、聴力検査で難聴の有無を評価いたします。急性難聴である場合は早期治療が重要となりますので、早めの受診をお勧めします。

 

補聴器

難聴の原因は様々ですが、日常生活に支障がある場合は補聴器の適応となります。鼓膜の状態を確認し、聴力検査で聴力を評価いたします。

 

鼻の症状

くしゃみ

くしゃみは、鼻粘膜への刺激に対して起こる反射です。様々な要因で引き起こされ、下記のようなものが考えられます。風邪症状で、体内にウイルスが侵入すると、異物に反応してくしゃみが出ます。アレルギー性鼻炎では、花粉やハウスダスト、ダニ、ペットの毛などのアレルゲンに対する反応で起こります。寒冷刺激でも神経に作用して、くしゃみを起こします。

 

鼻水

鼻水は、水様性(さらさら)の鼻水と、膿性(どろどろ)の黄色い鼻水があります。水様性鼻漏は、感冒症状の鼻炎や、アレルギー性鼻炎が原因のことがあります。膿性鼻漏には、副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)が原因で起こることがあります。小児で、鼻内に異物を入れてしまい、膿性鼻漏が出ることもあります。どちらの場合でも、耳鼻咽喉科で診察をされることをお勧めします。

 

鼻閉

鼻づまりが続くと、単に鼻がつまって苦しいというだけでなく、においが分からなくなったり、口呼吸になるため、のどを痛めてかぜを引きやすくなったりします。さらに、いびきや、集中力がなくなる、疲れやすいなどといった全身的な症状も伴い、小児の場合は学業や成長にも影響がでることがあります。
鼻づまりの原因はさまざまですが、多くは、かぜに伴う鼻炎、アレルギー性鼻炎、急性・慢性副鼻腔炎などによる鼻の粘膜の腫れや鼻茸(はなたけ)、粘った鼻汁などです。小児の場合はアデノイドが鼻を後ろ(上咽頭)からふさいでいる場合もあります。片側だけに鼻づまりが強い場合は鼻の左右を分ける鼻中隔が曲がっていたり(鼻中隔弯曲症)、ときには腫瘍が見つかることもあります。
鼻づまりの程度を客観的に調べるには鼻腔通気度検査を行います。治療は、鼻の処置やネブライザーで粘膜の腫れをとり、原因に応じて投薬を行いますが、これらの治療で治りにくい場合は手術が必要となります。

 

鼻血が出る

鼻炎や副鼻腔炎のかゆみで、鼻の入り口を指でいじることで出血することがあります。鼻血が繰り返されるような場合には処置が必要です。鼻をかんだときに少量の血が混じる場合は、腫瘍ができている可能性があります。
鼻の粘膜は毛細血管が豊富で、その血管が傷つくと出血し鼻血となります。外傷で鼻を何かにぶつけたときにも出血します。しばしば、特に原因もなく出血することがあります。血圧が高いと血管が破れやすく、出血しやすい傾向があります。また、鼻内に上顎がんなどの腫瘍があると鼻血を出すことがあります。
鼻血が続くときには一度耳鼻咽喉科医の診察を受けてください。

 

嗅覚障害

においの感覚に何らかの異常をきたす症状で「嗅覚異常」とも言われています。
嗅覚障害は風邪やインフルエンザなどの呼吸器系感染症や、花粉症など鼻炎・副鼻腔炎を原因として発生することがあります。嗅覚障害の治療は主に投薬による治療となります。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔とは、鼻の周囲にある加湿、加温などの機能をつかさどるトンネルや空洞です。そこに炎症が起きる病気が副鼻腔炎です。慢性の副鼻腔炎は、蓄膿症と呼ばれることもあります。
炎症により発生した膿が鼻腔から細い筒状のトンネル(自然孔)から排泄されずに溜まって慢性化します。
一般的な治療方法は投薬治療ですが、投薬治療で改善しない場合は手術になることもありますので、早期の診断が重要です。

 

のどの症状

のどの腫れ

咽頭炎や扁桃腺炎などの感染症から、扁桃周囲膿瘍などの外科的処置を必要とするものまで対応いたします。また、のどの腫瘍性病変の有無を確認いたします。

 

のどの痛み

のどの痛みの原因として咽頭炎や扁桃炎などの感染症から、のどの腫瘍性病変があります。のどの所見を確認し、声帯付近の病気が疑われる場合は喉頭ファイバーを用いて観察し診断いたします。また腫瘍性病変の場合は、連携施設へご紹介いたします。

 

声のかすれ、かれ、声が出にくい

声のかすれ(嗄声)や声が弱々しい、声を出していると疲れるといった症状の原因には、感冒に伴う声帯炎のほかに、声の酷使に伴う声帯ポリープや声帯結節、加齢に伴う声帯萎縮などがあります。また、声帯の麻痺や喉頭がんなどの悪性疾患の可能性もあることから早めの受診をお勧めいたします。喉頭ファイバーを用いて声帯を確認し嗄声の原因を診断いたします。

 

せき、 痰が出る

せき、痰の原因として、咽喉頭炎、肺炎や気管支炎などの炎症性疾患が多いですが、長引く咳、痰の原因としては咽喉頭酸逆流症や喉頭アレルギーなどの疾患や喉頭腫瘍の可能性があります。耳鼻咽喉科では、急性から慢性の咳、痰に対し診断し治療にあたります。

 

のどの異物感

のどの奥が詰まっている感じ、引っかかる感じ、腫れている感じ、ゴロゴロするイガイガするといった症状があります。特に器質的な異常は認めない咽喉頭異常感症から、鼻汁がのどに回ってしまう後鼻漏、咽喉頭の腫瘍性病変、胃酸の逆流に伴う咽喉頭酸逆流症などの病気があります。鼻とのどを確認し診断治療いたします。

 

息苦しい

呼吸器のうち鼻から咽頭、喉頭(声を出すところ)までを上気道といい、喉頭よりも肺側を下気道といいます。上気道を狭くしてしまう病気によって息苦しさが生じている場合、迅速な対応が必要となります。耳鼻咽喉科では上気道の器質的異常や病気により生じた息苦しさを診断いたします。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)

顔の中央部にある鼻(外鼻)、その中は鼻腔と言います。
鼻腔の中央には鼻腔を左右に分けている鼻中隔という隔壁があります。
その隔壁の左右の空間には下鼻甲介公開、中鼻甲介公開という先端が楕円形の板状の壁があります。
鼻腔の周囲には副鼻腔という空洞が広がっております。副鼻腔にはほっぺたの内側にある上顎洞、両目の間にある篩骨洞、おでこの内側にある前頭洞、鼻の一番深い奥にある蝶形骨洞などがあります。これらの副鼻腔は全て細い穴で鼻腔に通じています。正常ではこれらの副鼻腔の中の壁は、薄い鼻の粘膜で覆われていて、空洞の内部は空気で満たされています。この空洞と粘膜に炎症が起こるのが副鼻腔炎です。

 

「急性副鼻腔炎(発症から4週間以内の鼻・副鼻腔の感染症)
風邪などのウィルスや 細菌の感染によって鼻腔に炎症が起り、その炎症が副鼻腔にも波及します。
急性の場合は自然に治ることもありますし、抗菌薬(抗生物質)内服によって治ることもあります。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)の治療
急性の副鼻腔炎の場合薬物療法、抗菌薬(抗生物質)を処方します。
鼻の中に溜まっている鼻汁や膿を吸引して鼻の通りをよくしたり、膿を出やすくします。
また、鼻からネブライザー(抗菌薬の入った薬液を霧状にして吸引)をして治療効果を高めます。
このような保存的療法で改善が見られない場合は手術療法で治療していきます

 

副鼻腔炎が長引いた場合

副鼻腔の炎症が長引いた場合、うみを出す(喉の方に送り込んで出す)粘膜の働きが悪くなるのと、膿が出る出口が粘膜の腫れによって塞がって膿が出なくなってしまいます。こうなると痛みや腫れがひどくなり炎症が治りにくくなってしまいます。この状態が慢性副鼻腔炎(蓄膿症)です。
花粉などによるアレルギーや、喘息などが副鼻腔炎を治りにくくする場合もあります。
また、患者さんの鼻の構造の異常(鼻中隔弯曲症や中鼻甲介が空気によって大きくなったものつまり中鼻甲介の含気化、その他)なども大きな誘因となります。

 

症状
・鼻水:急性期には青い鼻水、慢性化すると白い粘稠性な鼻水
・痰(後鼻漏):膿が喉の方へまわり黄色い粘稠性な痰として出る
・鼻づまり(鼻閉):鼻・副鼻腔粘膜が腫れて息が通る隙間がなくなってしまうため
・痛み:顔面・頬部(ほっぺた)の中が痛い、おでこが痛い、頭が重い(頭重感)、目の痛み、目と目の 間の中の奥が痛い
・臭いが感じない(嗅覚障害)

 

内視鏡下副鼻腔手術(Endoscopic Sinus Surgery : ESS)

投薬や簡単な鼻・副鼻腔処置などの保存療法で治らない場合や、何度も繰り返して症状が生じる場合には手術が必要となります。
内視鏡を使って詰まった副鼻腔を解放(細かい副鼻腔間の交通路をつける)する手術を行います。これによって詰まている膿が自然に出るようになり治って来ます。
昔のように内視鏡を使わない手術に比べて手術侵襲が小さいことが特長です。
おざわクリニックでは日帰りでESSを行っております。
また、近年、日本全国で、歯科インプラントトラブルで生じた副鼻腔炎が急増しており、歯科・耳鼻科連携で治療を行ってトラブルを解決しております。

 

手術療法

内視鏡下副鼻腔手術(ESS)

お薬を内服したり、お鼻の中を吸引してお掃除する方法でよくならない場合は手術療法が必要になります。
副鼻腔は狭い迷路のような構造をしており、そこに溜まった膿汁は中々出てこれなくなっています。
そこで、副鼻腔と鼻腔(固有鼻腔=真ん中の鼻)を広く開放(交通させる)することによって溜まった膿汁が出やすくなります(ドレナージ)。
この手術は内視鏡を使用して鼻の穴から行いますのでお顔に傷がつくことはありませんし、手術侵襲も少なくて済みます(腫れも少ないかほとんどありません)。また、病的粘膜のみ除去するため鼻・副鼻腔粘膜の生理機能(鼻汁、埃、花粉などの異物の排泄機能)が保たれます。

当医院では内視鏡下鼻・副鼻腔手術を日帰りで行っております。

 

鼻中隔弯曲症(鼻中隔矯正術)

鼻の中の真ん中には鼻中隔という鼻腔を正中で左右に分けている構造物(軟骨や骨でできている)があります。
この鼻中隔が曲がっている(弯曲している)方は非常に多くいらっしゃいます。
鼻中隔弯曲症があると、鼻腔が狭くなり空気の通りが悪く、鼻閉(鼻づまり)、嗅覚障害(匂いがしない)、いびき、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS)、中耳炎、
鼻根部の痛み、頭痛、鼻出血(鼻血)の原因となります。また、鼻・副鼻腔どうしの交通路が狭くなり、排泄・換気障害をきたし蓄膿症(副鼻腔炎)の発症の誘因となります。
また、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の方に対してCPAP療法(持続陽圧呼吸療法)、OA療法(口腔装置・マウスピースによる治療)の効果を高める目的で行われることもあります。
鼻中隔弯曲があると曲がって出っ張った方(凸側)の鼻腔が狭くなります。逆に、凹側は狭くないと思われますが、凹側は下鼻甲介肥大や中鼻甲介の含気化(中鼻甲介が空洞化して厚くなっている状態)によって凸側と同じように狭くなっていることが多いのです。
この手術も内視鏡下・鼻内から行いますのでお顔に傷がつくことはありませんし、手術侵襲も少なくて済みます(腫れも少ないかほとんどありません)。
蓄膿症(副鼻腔炎)の内視鏡下副鼻腔解放手術の際に同時に行われることが多いです。

 

内視鏡下鼻内整復術

中鼻甲介の内部に空洞が形成されていたり(中鼻甲介の含気化)すると鼻づまりや副鼻腔炎の悪化の原因となったりします。
下鼻甲介も形態異常(変形、肥厚など)があると中鼻甲介と同様に鼻づまりや副鼻腔炎の悪化の原因となったりします。
この手術も内視鏡下・鼻内から行いますので
お顔に傷がつくことはありませんし、手術侵襲も少なくて済みます(腫れも少ないかほとんどありません)、また、お鼻(外鼻)が変形することもありません。
蓄膿症(副鼻腔炎)の内視鏡下副鼻腔解放手術の際に同時に行われることも多いです。
鼻中隔弯曲症の矯正手術も内視鏡下鼻内整復術の一つです

当医院では内視鏡下鼻内整復術を日帰りで行っております。

 

歯科と耳鼻科の
連携医療について

「歯科」という診療科は、虫歯を削って詰めている、歯周病の治療をしているあるいは、歯並びの矯正治療をしているというくらいしか思い浮かばないかと思います。しかし、歯と歯肉などの「口腔」という器官を扱ういわゆる「歯科医療」は、体の一部を診る医療であり、他の器官を扱う他の診療科と同じであると考えております。
歯科の診療行為はほとんどが「外科処置」であり、様々な診療科との連携が必要であることは言うまでもありません。
特に、基礎疾患のある患者様は歯の麻酔一本をするにしても、あらゆる診療科との連携がなくては安全な診療はできません。

 

「歯科」で扱う「口腔」と、診療範囲が一部かぶる「耳鼻咽喉科」とは連携が特に必要です。
特にインプラント治療では、上顎の臼歯部のインプラント治療時に「副鼻腔」の一つである「上顎洞(じょうがくどう)」と非常に近いため、耳鼻咽喉科との連携は必須となります。

また、歯の根っこの治療、すなわち根尖病巣や、歯周病が上顎洞炎に波及して歯が原因の歯性上顎洞炎(蓄膿症)を引き起こすこともあります。

 

人の顔を正面から見た時、真ん中にある鼻は「外鼻(がいび)」、鼻の空洞を「鼻腔」といいます。
この「鼻腔」は「鼻中隔(びちゅうかく)」という隔壁によって、左右に分けられています。
顔の奥の方は、鼻腔とつながる「副鼻腔(ふくびくう)」という「空洞」があります。
この副鼻腔は「篩骨洞(しこつどう)」を中心として、「上顎洞(じょうがくどう)」「前頭洞(ぜんとうどう)」、「蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)」と計4つあります。
また、「鼻中隔」で左右に分けられているため「副鼻腔」は合計で8つになります。
さらに、「篩骨洞」という空洞は蜂の巣のような小さな空洞がたくさん発育しており「篩骨迷路(しこつめいろ)」とも呼ばれております。

「鼻腔」の大きな役割は「呼吸すること」と「匂いを嗅ぐ」ことです。
「鼻腔」は奥の方で「喉(のど)」とつながっています。
鼻で吸った空気は「鼻腔」を通って「喉」に行き、さらに気管支肺へと空気を送り込み、それと同時に肺からの空気(呼気)をそれと反対のルートで吐き出します。
「鼻腔」と「副鼻腔」の役割には、さらに「加湿・加温・ろ過機能」があります。

つまり、鼻から吸った空気は「鼻腔」と「副鼻腔」でゴミや花粉、細菌やウイルスなどを捕えるフィルター機能、乾いた空気を加湿する加湿器の機能、冬の冷たい空気を温める加温機能があります。
「鼻腔」と「副鼻腔」の表面は粘膜で覆われ、粘膜の表面の細胞は腺毛細胞(せんもうさいぼう)といい、その細胞表面には腺毛(せんもう)という細かい毛が生えています。
また、粘膜の細胞は粘液(鼻水)を絶えず産生しています。

 

鼻から入った異物(ゴミ、花粉、細菌、ウイルスなど)は、この粘液と腺毛によってとらえられて、喉に運ばれ食道、胃に運ばれるか、痰となって口の中から排出されます。
この排出されるルート(異物の排出される出口)が何らかの原因でふさがってしまうと「副鼻腔炎」を生じてしまいます。
この排出ルートは、その方の鼻の構造(解剖学的構造)によってそれぞれ違います。

 

つまり、鼻中隔湾曲症(びちゅうかくわんきょくしょう:鼻の中央の骨が曲がっている)や、篩骨洞の異常発育などによって排出ルートが異常に狭い方、閉鎖している方はちょっとしたきっかけ(風邪、花粉症など)によって副鼻腔炎になります。
一般的にはお薬で様子を見ますが、治らない場合は内視鏡でその排出ルートを広げる手術をしなければなりません。
排出ルートを広げることで、膿などが自然に排出され、キレイになっていきます。

歯科の
インプラントトラブル

上顎(じょうがく:うわあご)の臼歯部は、「上顎洞」という「副鼻腔」と隣り合わせです。
何らかの原因で歯を抜歯すると、歯があった部分の骨(歯槽骨)は、ほとんど無くなります。
上顎洞までの残存している骨が、1~2mmなんてこともざらにあります。
こうなるとインプラント(人工歯根)が入りません。

 

そこで、インプラントが入れられるように造骨(骨を移植して骨の量を増やす)をしなければなりません。
上顎洞内に造骨をすることを「上顎洞底挙上術(サイナスリフト)」と言います。

この「上顎洞底挙上術」による上顎洞炎が非常に多くなってきており、今現在歯科のインプラントトラブル(インプラント合併症)の最も頻度が高いものとなってきています。
サイナスリフトの手術法は、「ラテラルアプローチ」と「バーティカルアプローチ」の2方法あります。

「バーティカルアプローチ」は「ソケットリフト」とも呼ばれ、元あった歯の方向から垂直的にドリルして上顎洞底の骨を破って上顎洞粘膜下に達し、そのドリルした小さな穴から上顎洞粘膜を挙上する方法です。

 

したがって、直接上顎洞粘膜を見ることができないため、盲目的に作業することになります。
この「ソケットリフト法」は一見簡単な方法と見られるため、外科の経験がない開業医の先生が飛びつきやすい方法ですが、盲目的作業のため上顎洞粘膜を破りやすく、実は難しい方法なのです。
また、「ソケットリフト法」を採用する残存骨量の基準は4~5mm以上と決められていますが、この基準を無視して残存骨わずか1~2mmで無理して手術して合併症、すなわち、インプラントの上顎洞炎迷入や上顎洞炎を引き起こすことになります。

 

一方、「ラテラルアプローチ法」はとても難しい方法で、長年の外科の経験がないとできない方法です。
本来は「ラテラルアプローチ法」ができる先生が「バーティカル法」をするべきでありますが、実情は異なることが多いようです。

 

なぜなら、「バーティカル」で上顎洞粘膜が破れた場合、「ラテラルアプローチ」に切り替えて対処しなければならないのです。
このような対処も、おざわクリニックでは適切に判断し、耳鼻科・歯科どちらからでも迅速に処置することが出来ます。
耳鼻科と歯科の連携の重要さを語っているプチインタビューをご一読いただけると幸いです。

プチインタビュー

國弘幸伸先生
國弘幸伸先生 プチインタビュー

「耳鼻科医が、歯の補綴(ほてつ:歯にかぶせ物や入れ歯等を入れること)、をキチッとやるのは無理じゃないですか。
それと同じように、歯科の先生も鼻のことを手を出しても、大した事ができない訳ですよ。
なので、協力するしかないんですね。」

國弘 幸伸(くにひろ たかのぶ)
  • そうです。
    インプラントをやってもトラブルにならない様な環境を整える。
    あるいは、上顎洞炎になっても、鼻の中の形が悪いと化膿しやすいので、それを治す。
  • 鼻の形が関係あるんですか?
  • クリニック紹介

    おざわクリニック

    ● 診療日・診療時間:火曜 14:00-18:00、水曜 13:30-17:30、金曜 13:30-17:30、土曜日 9:30-12:30
    ※火曜日・土曜日 慶応大学所属担当医
    ※水曜日・金曜日 日本大学所属担当医
    ● 電話 : 03-3992-8686
    ● 住所:176-0006 東京都練馬区栄町29-1 青山堂ビル2F
    ● 最寄り駅
     西武池袋線 江古田駅 徒歩2分
     大江戸線 新江古田駅 徒歩12分
     有楽町線 新桜台駅 徒歩5分
    ● 診療科目:
     耳鼻咽喉科・頭頸部外科
     耳、鼻・副鼻腔、喉頭、気管、食道、口腔、
     唾液腺、甲状腺などの頭頸部領域の疾患や外傷、
     アレルギー、感冒(かぜ)、めまい、顔面神経麻痺、
     いびき、声の異常、発音障害、嚥下障害などを扱う
     とても診療範囲が広い科です。

    國弘 幸伸(くにひろ たかのぶ)

    國弘 幸伸(くにひろ たかのぶ)

    慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科/准教授
    日本耳鼻咽喉科学会専門医

    設備紹介

    ユニット
    ユニット
    國弘先生コメント:
    歯科のユニットなんで、患者さんがうがいができるんですよ。
    耳鼻科のユニットには、ないんです。
    患者さん、結構重宝しています。
    治療器具
    治療器具
    耳鼻咽喉科用内視鏡
    耳鼻咽喉科用内視鏡
    内視鏡で見えたものが、録画できるようになっています。
    「自分の鼻の中がどうなっているか?」が見られます。
    耳鼻咽喉科用内視鏡
    内視鏡の本体です
    めまいの検査
    聴力検査器・聴力検査室
    めまいの検査
    聴力検査器・聴力検査室
    カメラ
    めまいの検査
    ベッド
    ベッド
    水素水
    水素水
    ご自由にお飲みください
    歯科と関係が深い、睡眠時無呼吸外来も始めました。
    インタビュー 2016/11/29